伝説としては、筑後川の渡船場にたたずむ一人の行脚僧がいました。路銀がなく、船に乗せてもらえず困っている様子。これを見かねた若い船頭か「私の船に乗らんですか。渡してあげるですよ」と、声をかけました。僧は喜んで「ありがとう。私にはお礼をするものもない。もし暮らしに困ることがあれば、この魚を獲って足しにしなさい」と、岸辺の葦の葉を取って川に流しました。とたんに葦の葉は、銀鱗光る一匹の魚となった。これが「えつ」のはじまりといわれています。旅の僧は、弘法大使であったと言います。
当店から歩いて行ける場所です。昇開橋を見学に行かれるのもお薦めします。